大西オサム(清潔であたたかい民主県政をつくる会)

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 西広島駅前での早朝宣伝後、神原福山労働相談センター所長、尾野民主県政の会事務局長といっしょに福山市内の「会」構成団体などを約20か所訪問しました。たった一日でしたが、事前に複数以上の団体に集まっていただいていた場所もあり、かなり濃密な一日となりました。

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 それぞれの訪問先で福山での教育問題、福山の大型道路の住民運動問題、鞆の浦問題、くらしや雇用問題など、運動の到達点と今後の展望などについて語り合いました。 

全ての子どもたちが笑顔羽ばたくために、教職員の増員は不可欠

 どの問題も待ったなしの課題でしたが、とりわけ私が深刻に受け止めたのは福山などで「別室指導」の名でおこなわれている教育問題でした。子どもたちの問題ですから、本当に胸が痛みます。

 本来、学校はすべての子どもたちの全人格を、全面的に成長を保障する場です。間違ったことをした場合でも教員やまわりの子どもたちと一緒に、その間違いを見つめなおし、集団で成長できる場であるはずです。ところが「隔離・別室」してしまうとなると、そういった機会を、学校が子どもから奪ってしまうことになります。

 教員に対して「テストの点数を上げる」「いじめをなくす」など数字でノルマが課せられる。土日もなかなか休めない。ゆっくりと子どもたちにむかえない。職員会議はトップダウンで校長からの伝達会議となっていることなどの声がだされているといいます。全国紙の調査でも7割の先生方が「いじめがあっても忙しくてゆっくり向き合えない」とこたえています。

 これらの問題の根底には学校の問題だけでなく社会の問題、ご家庭の問題など、さまざまな問題が横たわっており、単純ではありません。が、一つ言えることは先生方の人員配置があまりに少なく、学校内で先生や生徒が一つ一つの問題に向き合える時間がない、臨時採用の先生方を「臨時」のままにしていることが大きな障害になっていると言えると思います。

 全ての子どもたちが笑顔で社会に羽ばたいてほしい。多くの皆さんと、これからも力をつくします。

鞆の浦住民のみなさんとも懇談

鞆の問題は、県が架橋計画を撤回する意思を示した後、一部住民と知事との懇談が続いています。

今の最大の問題は、「鞆の住民を『賛成・反対』で分断させない」という点です。一部住民ではなく、すべての住民と一緒になってねばりづよく今後の街づくりを考えていくことが必要だと感じました。